読書の旅

私にとって「読書」とは何かを考えます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ナツイチのキャッチコピー

もう夏も終わるけれど、すてきだな、と思ったので記事にします。 以下、集英社の展開するナツイチのキャッチコピー。 ひとはときどき、繋がりすぎる、と思う。 誰かと一緒もいいけれど、ひとりを楽しむぜいたくだってある。 たとえばこの夏、ふらりと読書涼…

にじいろガーデン(小川糸)

小川糸さんの小説は読みやすくて好きだ。 話のテンポがはやくて、読み進めやすい。流れるように言葉が紡がれていくなかで、大切なことは、心のそばにそっと置いていく感じがするから好きだ。「そっと置く」という表現が相応しいと、私は思う。決して押しつけ…

愛さなくてはいけないふたつのこと(松浦弥太郎)

二年前、仕事がうまくいかなくて悩んでいるとき、図書館で出会ったのが松浦弥太郎さんの本であった。「考え方のコツ」をはじめ、「今日もていねいに。」など松浦さんの著書は何冊か拝読している。 さて、今日ブログに書くのは「愛さなくてはいけないふたつの…

母性(湊かなえ)

母性とは何か。 人生におけるすべての判断基準が自身の母親(祖母)に依存している母親=「私」。 その母親に愛されたいと願う娘(孫)=「わたし」。 この物語は「私」と「わたし」の回顧で話が進んでいく。 どちらもそれぞれの主観で書かれているため、読…

ブログ開設1周年

どうやら。今日は、このブログをスタートさせてから一年が経つらしい。 読書にまつわるブログ主の一方的なつぶやきを、ごくごくたまーに気まぐれに更新しているブログ。 読んだ本のあらすじ紹介ではなく、ブログ主の主観に基づく感想のみ!(そもそも感想は…

東京国際ブックフェアの休止

昨年初めて参加した東京国際ブックフェア。今年も日程が合えば参加したいとぼんやり考えていたのだが、なんと今年は『休止』であるという。本を安く買えるだけなく、図書館のシンポジウム、作家のトークショーの開催など、本好きにとって楽しいイベントだっ…

恵文社一乗寺店へ行って来ました!

ご無沙汰しております。先日、昨年12月に行きたいなあと記事に書いていた京都の本屋さん①恵文社一乗寺店に行ってきました。(リンクが当時の記事) tsubame43.hatenablog.com 恵文社一乗寺店は、「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」ということで、…

こうばしい日々(江國香織)

大人になってから出会ったけど、中学生の時に出会ってみたかった本。 舞台はアメリカ。江國さんご自身のアメリカ留学の経験が活かされているのかなあと感じた。アメリカのスクールドラマで見るようなの学園ライフのリアルな空気が作中に漂う。 アメリカ育ち…

最強の読み方(池上彰×佐藤優)

1月下旬、丸の内の丸善で入口を入って最も目立つ場所に積まれていた本。 池上氏と佐藤氏のそれぞれの単著を読んだことがあった私は、二人のコラボ本を興奮気味に手にとった。ぱらぱらとめくるだけでいいかなどとと思ったのは間違いで、中身は想像以上に濃い…

図書館戦争(有川浩)

大学時代、「阪急電車」が面白かったと部活の先輩に話したら、有川浩作品ということで快く貸していただいたのが、図書館戦争だった。とても面白かったが、読むのが遅く、途中でお返しした記憶がある。 それから本には触れていないのだが、WOWOWで放送してい…

読書体験(小学校中学年~)ハリー・ポッターシリーズ

更新していない間も訪問してくださりありがとうございます。 久々の更新は、止まっていた読書体験(小学校中学年~)。 小学3年の頃、ハリー・ポッターがはやり始めた。翌年には、賢者の石の映画が公開され、日本中がハリポタブームとなった。 私も流行に乗…