読書の旅

私にとって「読書」とは何かを考えます。

2016-11-26から1日間の記事一覧

手のひらの京(綿矢りさ)

ーなんて小さな都だろう。まるで川に浮いていたのを手のひらでそっと掬い上げたかのような、低い山々に囲まれた私の京。(p.147) 綿矢りさ『手のひらの京』 おっとりした長女・綾香。 恋愛に生きる次女・羽依。 自ら人生を切り拓く三女・凜。 物語は、東京で…

望遠ニッポン見聞録(ヤマザキマリ)

この夏ハマった一冊。 ヤマザキマリさんのエッセイ、「望遠ニッポン見聞録」。 ヤマザキマリさんといえば、テルマエロマエの印象が強すぎて、エッセイを書かれていることさえ知らなかった。 友人が紹介してくれたことで初めて手にとったのだが、これが面白く…