読書の旅

私にとって「読書」とは何かを考えます。

もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。(松浦弥太郎)

松浦弥太郎さんの著書です。

松浦さんと言えば、『暮らしの手帳』の編集長をされていた方で、2015年にはクックパッドに入社されています。高校をドロップアウトし、渡米した話はいろいろな著作で書かれています。

 

松浦さんの本はこれまでも、「今日もていねいに。」「即答力」「考え方のコツ」などを読んだことがありました。

 

生き方に悩んだとき、松浦さんの本からヒントをいただいています。

 

25歳。仕事も恋愛もこれからの人生も悩むことが多いです。

一番大きな悩みは仕事でしょうか。そんなときこの本に出会いました。

 

まえがき

「25歳といえば、まだまだ社会人ビギナー。いや、僕はルーキーという言葉のほうが好きです。将来が不安といわれ、夢のない時代だといわれ、仕事でもプライベートでも、悩んだり迷ったりしていることが多いでしょう。」

 

(まさに!と前書きの時点で、大きくうなずく私)

 

この本は、松浦さんが25歳のときにしていたことではなく、松浦さんが25歳のルーキーと同じ目線に立って、やってみたい50のことが書かれています。

 

50のうちのある項目にこんな言葉がありました。

「あなたが会社にいない時間も含めて、あなたという人間」にお給料を払っているのです。だからプライベートな時間に自分を磨くことも、健康管理もまた仕事なのです。

・・・肝に銘じます!

 

これは実践しているかも?ということに、「自分がなにが好きで、なにに感動したのかをメモしたり、記録しておく」がありました。

 

学生時代、月に一度以上美術館の展覧会へ足を運ぶようにしていました。

最初のころは、万遍なく見ることに必死で、振り返ってみると、どんな作品が自分の琴線に触れたのか分からないこともしばしば。

ここ数年はその反省を生かし、「部屋に飾るんだったらどの作品かな?」とMYBESTを選ぶことを意識してみるようにしています。

時間がないときは、出展一覧の紙の、気に入った作品の題名に印をつけるだけでもいいと思っています。こうすることで、自分の好みを知り、選ぶことに訓練にもなっているような気がします。記録としても残るのも良い点です。

 

当たり前だと思っていることの中にもたくさんのヒントがありました。

当たり前だからこそ、気がついていないこともあり、目から鱗でした。

50のことが気になる方は、ぜひ読んでみてください。

 

はる